

「によどマッシュルームのおはなし」
"によど"とは、高知県仁淀川町に由来します。愛媛との県境に位置する仁淀川町は森林面積9割と、まさに水墨画の世界が現実に広がる人里離れた地域です。高知県と言えば、四万十川と吉野川が清流として有名ですが、愛媛県と高知県を隔てる石鎚山系を源流とする仁淀川が日本一の清流であることは殆ど知られていません。
人口5000人程度の仁淀川町の人々は、峻険な岩山を上手に活用し住居を建築、段々畑として活用できる斜面にはお茶や高地野菜を栽培しながら生活を営んでいます。によどマッシュルームはこのような秘境の地で誕生しました。創業者の竹内隆さんが役所を退職後、かねてからの夢だったマッシュルーム栽培に着手したのは2015年。かつてカナダで1年間研修した経験を活かし、土づくりを究極までこだわり、日本一の清流・仁淀川の天然水をふんだんに活用し、奇跡の味わいを実現します。評判は高知県のみならず、全国にも広がり、多くのメディアでも取り上げられました。

事業が軌道に乗って安定した矢先、竹内さんは倒れ、長男の勤務する弊社が引き継ぐこととなりました。 農業一筋の石橋を中心に、竹内さんの全面協力を得て、栽培事業を始めたのは2020年7月、初収穫は9月末、竹内さんからは、こだわりの味の再現成功にお墨付きをいただきました。
新形質米の種子の許諾を所持する石橋は、お米の食味鑑定士としてコメ農家に農業指導を行ってきた人物。土づくりの大切さをずっと訴えてきました。こだわりの土づくりは継承され、温度管理と 水分調整に徹底的にこだわっています。丁寧に栽培された マッシュルームは子供のようだ、と石橋は言います。
